岡本みつのり 特効薬 第25号 

 

 
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BSE問題 一体どうなってるの!?

アメリカBSE対策の現状を徹底調査

―民主党BSE問題対策本部 訪米調査団 報告―

  1月29日〜2月2日にかけて民主党BSE問題対策本部の調査団の一員としてアメリカ行ってきました。輸入米肉にSRM(特定危険部位)混入問題を受け今後厳しく政府及び各関連省庁を追求するため、まず、アメリカにおけるBSE対策や関係政府機関の監視体制の現状を、実際に自分の目で見て確かめてきました。

 「たった3箱のケアレスミス・・・」
 「輸入車の一部にブレーキの不具合が見つかったとしても全部を輸入禁止にしない・・・」
 「BSEにかかる確率は牛肉を買いにいくのに交通事故に遭う確立に比べたら・・・」

  こうした発言がメディアを通し、発信されたことは皆さんもご存知だと思います。「食」を通した国民の命を守る国の責任をどう感じているのか恐ろしく、同時に怒りを覚えます。
 日本国民も安全なおいしい米国産牛肉を食べたいと望んでおり、何も米国産牛肉を締め出そうなんて考えていません。
 今回の視察ではジョハンズ米農務長官はじめ関係の方々には、「民主党はむしろ前向きに輸入再開に向けて条件整備をしたいと望んでいる。ただ、そのためには、売主(米国)としては顧客(日本の消費者)のニーズに最大限合わせるべきだ。」と一貫して主張しました。あたりまえのことです。車で例えるなら、日本車を米国に輸出する場合、その多くは米国のニーズに合わせハンドルを左にかえ、それに応えるのと同じことです。
 視察の中では、実際日本が望んでいるように、既に全頭検査のため検査室を改築し準備している米食肉企業もありましたが、何とUSDAが認可しないとのお話を伺いました。
 ジョハンズ米農務長官は「米国は国際基準、そして日米間での輸入再開条件を遵守している。食べるか食べないかは消費者が判断することだ。」として、早期の輸入再開を望んでいます(注:今回の混入に関してはその原因を徹底究明の姿勢)。
 しかし、基準・条件(ハード)は監視・検査体制(ソフト)がうまく機能していて初めて「遵守」と言え、そのソフトの部分に、正直欠陥が多くあります。それは今回の「SRMの混入問題」そして「いわゆるへたれ牛の食肉処理問題」が物語っています。
 「国民の食の安全・安心を守る」これは与野党限らず政治家そして政府の重大な使命です。米国政府からの原因究明や再発防止策の報告をただ待つのではなく、今こそ国民の生命を守るため、妥協は許さず積極的な働きかけが必要なのです。私たちが視察に行ったところと全く同じ施設を後からあら探しをするがごとく視察に行くような姿勢では本気でこの使命を全うする気持ちがあるのか・・・甚だ疑問です。

 

 

 

2006年2月15日 予算委員会

「米国産牛肉輸入問題」 集中審議

岡本みつのり質問に立ち徹底追及!

 

 衆議院予算委員会にて15日午前から、米国産輸入牛肉について集中審議が開かれました。表面にも書いたとおり、アメリカにおけるBSE対策の現状を確かめてきたことを踏まえ、質問バッターに立ち、米国における危険部位除去の問題点につき関係閣僚を質したほか、食品安全委員会の評価結果について松田食品安全担当相の見解の矛盾を厳しく追及しました。

 ☆SRM除去問題について
 
内蔵と枝肉の突合、特定危険部位の除去と背割りの問題、米国がへたり牛を食物連鎖のサイクルから排除する仕組みをとっていない問題など、アメリカの食肉処理体制のずさんさを厳しく指摘。自分の目で確かめてきた現状を踏まえ、質問しました。
 また、米国の食品安全検査局が、特定危険部位の除去に関して1036件の違反があったとの報告書を出していることについて、この1036件に関して場所等を把握しないままに厚労省・農水省の査察団が派遣されたことを答弁として引き出し、「どこでどういう違反があったのが分からずにどういう視察に行ったのか」と厳しく批判。「リスク管理機関として怠慢ではないか」として川崎厚労相らを追及した。
 また、この査察団が訪問した11施設の中で、これまで違反記録がどれだけあったかなどについてすら川崎厚労相は答えられず、査察の不十分さが露呈しました。

 ☆ナント審議が中断
 
まず、食品安全委員会の評価結果について触れ、「輸出プログラムが順守されない場合は、この評価結果は成立しない」と明記してあることを指摘。SRM混入により輸出プログラムが順守されなかったことを考えれば、評価は成立しないのではないかとして、松田食品安全担当相を厳しく追及。松田担当相は、「(米国側が)原因究明と再発防止を努力している」、「まさに見守っている」などという全く誠意のない答弁に終始しました。
 更なる追及を受けた松田担当相は、「評価は成立している」と述べながらも、「順守されていないから輸出が止まったのではないのか」などと問われると、しどろもどろの答えにならない答弁が続き審議は中断。「順守されるべく米国政府も努力していただいている」「努力された人には報いてやりたい」「責任をもって見守っている」などと、声を荒げてはみたものの、全く説明にならない答弁を並べ立てた上、質問に追い込まれた松田担当相は、「輸出プログラムは守られていない、従って評価は成立していない」と、結局、答弁を完全に翻しました。
  こうしたやり取りは16日付の朝日新聞でも取り上げられましたので機会があれば是非御一読下さい。